2018-03-17 行 き 違 い 抱いて もの憂げな目元がそういった 俺にはそう見えた 抱きしめて 薄開きの口元が無言でそう囁いた 俺にはそう読めた 一度でいいから スカートの中でゆっくり組み替えた脚が訴えた 俺にはそう思えた だからだろう そっと手を重ねたとき見つめてきた 顔を寄せたとき唇を寄せてきた 抱いたとき抱きしめてきた 結集したとき開放されていた 一つ違ったのは 一度でいいからと感じた俺の思い